日榮好輝さん空撮映像クリエイターコース 卒業生インタビュー
ロボティクスアカデミーでは2023年から空撮に特化したコース「空撮映像クリエイターコース」を開講しています。このコースは空撮をテーマに必要とされる”撮影テクニック”や”映像編集”を学び撮影実習を通じて自身で撮影地の選定から必要な許可取り、撮影~編集までが出来る空撮映像クリエイターを目指すコースとして開講しました。
今回はこのコースの卒業生の日榮好輝さんにインタビューをさせて頂きました。
Q まずはドローンに興味を持ったきっかけを教えて下さい
子供の頃からラジコンやプラモデル制作をしていて、その延長でドローンにも興味を持ちました。高校生まではラジコン操縦をしていましたが、大人になってからはできていませんでした。
昔からラジコンヘリは飛ばしたいなと思っていましたが、ドローンが出たときドローンなら飛ばせそうな気がして、ちょうどライセンスというものも出てきたので、じゃあやってみようということで、ドローンを学ぶことを決意しました。
Q 実際飛ばしてみていかがですか
面白いですね!空中に浮いているものをコントロールするのが不思議な感覚で、最初は全然飛ばせなかったのですが、練習するうちに飛ばせるようになってきて、そこからは飛ばすのが楽しいという気持ちが強くなりました。
その頃は空撮をしようと思ってもいなかったのですが、飛ばしたときに少し撮影した動画を周りの人に見せると「すごいねー」という反応が返ってきて、ますます飛ばすのが楽しくなりました。
Q なぜ空撮映像クリエイターコースに入ろうと思ったのですか
ちょうどその頃新しいドローン(Inspire)を買い、このドローンを活かした撮影をしたいと思っていたころに、空撮映像クリエイターコースが開講していることを知りました。やりたいと思ったらやりたくなってしまう性格なので、お金もかかりましたが学ぶことを決意して空撮映像クリエイターコースに申し込みました。
Q 受講してみていかがでしたか
技能実習で屋外での撮影実習が大変印象深かったです。どの場所も一人で飛ばすのとは違う新しい気づきがたくさんありました。田口先生が飛ばしているところを見たときにモニター越しにドローンを見ていて、カメラの映像と機体の両方をみて飛ばしていたのは驚きで、こうやってプロの方は操縦しているのかと大変勉強になりました。また富津岬に行ったときは、海を飛ばすのが初めてで普段は山しか飛ばさないので爽快感がありました。また飛ばすエリアも広いので、いくらスピードを出しても映像として動いている感じを出すのが難しく、それがまた新鮮な気づきでした。
Q 映像編集はやってみていかがでしたか
ダヴィンチリゾルブ(映像編集ソフト)自体初めてだったので、変な先入観もなく言われた通りやっていたら自然と出来るようになったという印象です。昔試しに編集ソフトを勉強したときは色の編集などできることが多いので覚えきれないと思い諦めたのですが、授業や映像教材で学んでみると分かってきて徐々に使えるようになりました。
Q 映像編集の課題は大変でしたか
確かに大変でしたね。学生のころでもここまで集中してやっていたかなと思うくらい時間を忘れて制作をしていました。実際作品を作ろうとすると自分の中でああしたい、こうしたいという気持ちが出てきて、わからないところは調べて制作していたので、その過程を繰り返すことでどんどん出来るようになってきたという印象です。
また作品が出来たら一度妻に見てもらって、客観的な意見をもらっていました。意見をもらうとまた別の視点で作品を見つめ直すことができて、それも良かったと思います。
Q 在学中に印象に残っていることはありますか
あさぎりでの撮影で、残念ながら富士山は見えなかったのですが、笹野さんや三浦さんが被写体となって自転車で移動する2人を撮影したのは楽しかったです。また大沢さん(DroneMovieContest2024グランプリ受賞者)がゲストで来られた時は、普段の撮影フローを紹介してくれて、その方法が今までの自分がやっていた撮影の流れと全然違っていて、経験から生まれる実践的なスキルが学べてよかったです。
Q 卒業後はどういった形でドローンを活用していきたいですか
自然の中にある人工物を撮影していきたいと思っています。橋やダム、灯台などをもっと撮影していきたいですね。日本中のいろんな橋を撮って回るツアーも将来的に出来たらなと思っています。また一年を通して撮りためた映像で季節の移り変わりを作品に出来たら良いと思います。
Q これからドローンの勉強や映像編集を始めようとしている方にメッセージをお願いします
一般の人が飛ばすことができるドローンが登場してから10年以上たちますが、その性能の進歩は目まぐるしいものだと思います。私が始めた頃はPHANTOM全盛期、でライセンスを取得したと同時にMAVIC2Proを購入ました。これから先も優れたドローンが開発・発売されると思います。その性能をフルに生かして映像作品、ドローンショー、ドローンレースなど、いろいろな可能性を持ったドローンを平和的な目的の為だけに広げてくれる人たちが増えることを望んでいます。
日榮さんインタビューへのご協力ありがとうございました。
最後に日榮さんの卒業制作作品をご覧下さい。