自己紹介をお願い致します。

小島竜智と申します。有限会社アールクリエイト 代表取締役兼株式会社スフィアリンクス DRONE-BASE（ドローンベース）店⻑をしております。DRONE-BASEではドローンの販売、レンタル、撮影代行、撮影許可申請代行を行っております。

ドローンに興味を持ったきっかけはなんですか？

ドローンの存在自体は知っていたのですが、2016年にDJIよりPHANTOM4が発売され、友人から聞かされたその性能の高さと注目度に将来性を感じました。そこからの行動は自分でも驚くほど早く、即購入してフライト。初めてのフライトは千葉のとある海岸でしたが、初心者の私でも、その安定性と性能を体感した時の感動は忘れがたいもので有り、すぐに無人航空機操縦士の資格を取るべく、スクールを探しました。

ドローンスクールが増えてきている中で、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーを選んだ経緯や理由を教えて下さい。

無人航空機操縦士の資格を取得せずともフライトさせることが出来ることは知っていました。しかしながら、この時すでにビジネスとしてやると決めていましたので、基礎から学び、関連する資格は出来るだけ取得して役立てようと思いました。
その上で、多くのスクールがある中、やはりそれなりの授業料を払うならばしっかりと学べるところを色々探していましたが、金額やスクールの規模や受講内容など、総合的に判断した結果、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーが私にとってベストだと判断しました。

ロボティクスアカデミーのドローン専攻を受けてみていかがでしたか？

講師である田口先生は私のどんな質問にも答えてくださり、その経験と知識の豊富さに感服しました。授業は座学も実技講習も理にかなっており、なぜこの知識が必要なのか、なぜこの練習が必要なのかをしっかりと教えてくださりました。それはもちろん今でも役に立っています。
特に法律に関する部分は初めて知ることも多く、スクールに通って良かったと感じるところです。実際の運用の際にどのように法律が絡んでくるのかを直接講師に質問しながら聞けたことは大変有意義な時間だったと思います。
同期の皆さんは気さくな方が多く、卒業した今でも仲良くしてもらっています。現在でも仕事で安全運航補助者として協力して下さったり、互いに知識を共有しています。クラスメイトに恵まれ、幸運に思っています。

印象に残っている在学中の出来事はありますか？

私はトイドローンが苦手で、合格するまで寒い体育館の中で居残り練習したのが苦くも良い思い出として残っています。あの練習があってこそ、私のドローンの基礎操作能力が上がったと思っています。
とは言うものの、今でも苦手ではあるのですが(笑)
ただ実際に仕事でドローンを活用していると様々な環境で飛行をさせなくてはならず、中にはセンサーを切って飛行させなくてはならないケースもあり、そんな時は大変シビアな操縦が求められます。その時はトイドローンでの練習が役にたったと感じます。

ご卒業後、ドローンを使ってどのような活用をされるか教えて下さい。

現在は中野ブロードウェイの4階で「DRONE-BASE（ドローンベース）」の屋号で店舗を開いております。DJI製ドローンを中心に販売、レンタル、空撮受託、申請代行を行っております。申請代行は弊社と協力関係にある行政書士さんをご紹介するだけです。これまでに映画、CM、企業CSR、神社様や地方の滝などの空撮業務を受託してきました。また夏休みに親子ドローン体験会を開催したり、プログラム体験会の講師として呼んで頂いたり、アジアドローンカレッジのドローンインストラクターとしてもお仕事をさせて頂いております。

2019年3月に行われるJapanDrone2019（JUIDA主催、幕張メッセにて開催）では有料セミナーのパネルセッションにてパネラーとして登壇させて頂く予定です。

http://www.japan-drone.com/conference/index_other.html

今後の展望や目標を教えてください。

産業の分野では日本企業製の高性能ドローンが実用レベルになるのを皆が待っている状態と言えます。しかし、ある一定以上進化するとプログラムによる無人飛行が主流になるのではないかと思っています。
一方、空撮分野は一部の人しか仕事にありつけていない状態です。端的に空撮分野で言えばニーズとシーズが噛み合っていないように思えます。私にしても同様です。これから問われるのは企画力と営業力ではないかと思います。今後、同じ空撮でもひと味違った映像を目標に活動していきたいと思っています。また誰でも気軽に飛ばせる環境をいつか作りたいと思っています。

これからドローンの勉強を始めようとしている方に何かメッセージをお願いします！

私がスクールを卒業して、仕事を請ける（フライトの）たびに感じることがあります。それは、卒業した時点では「スタート地点に立っただけ」だったのだということ。現場では想定外のこと、知っていなければならないたくさんの機能や知識、求められる応用力があります。未だに私もフライトさせるたびに新たな発見や学びがあります。卒業後もそんなことがたくさんありますが、全てはスクールに通って培った基礎がなければそこまでもたどり着けませんでした。
しかし、そんな百の言葉より「なによりドローンを飛ばすのは凄く楽しい！」と伝えたいです。趣味でも仕事でも、楽しくドローンを飛ばすためにも技術と知識を身につけ、安全に気をつけて、是非いつか一緒に飛ばしに行きましょう！

小島様、ありがとうございました！

小島さんの関連リンク

DRONE BASE中野ブロードウェイ店

http://drone-base.jp/

小島竜智さんの映像作品